古代雑穀フォニオとは

フォニオは西アフリカ原産の雑穀で、人びとの健康、長寿から気候変動、食糧安全保障といった地球規模の課題解決をもたらす「古代発スーパーフード」です。

いまフォニオが注目されている!

フォニオはまだ世界ではあまり知られていないアフリカの作物ですが、ここ数年、アメリカでヘルシーフードや環境問題に関心が高い人々から高い注目を集めています。中でもニューヨークでフォニオを広めたのに一躍買ったのはセネガル人シェフのピエール・ティエムです。彼は2019年に176ページにも上るFonio Cook Bookを出版しているほか、ニューヨークでセネガル料理レストランを経営しています。フォニオは栄養価に優れており、多くの穀物に不足しているメチオニンとシステインという2つのアミノ酸を豊富に含みます。かつフォニオは栽培しやすく、生育も速いです。「種をばらまいて、数カ月後に収穫に戻ってくればいい。貧弱な土壌にも耐え、水も最低限で済みます。ほかの植物が生育しないような土地でもサヴァイヴできるのです」とティエムは言います。さてその味はというと他の雑穀と異なり、米や小麦といった主穀に十分匹敵する美味しさで、ナッツのようなフレーバーを持ち、さまざまな料理との相性が良いのです。

フォニオの機能性

フォニオには難消化性でんぷんが多く含まれ、GI値(血糖値の上がり方を示す指数)がとても低いという特徴があります。古代作物研究会による日本人を対象とした臨床試験の結果からは、食後の血糖値上昇が白米の5割程度に抑えられるという結果も出ています。またメチオニンやシスチン、ロイシンといった、美容や運動によいとされる必須アミノ酸を豊富に含み、ミネラルやビタミンの含有量でも健康食品の代表格である玄米を大きく上回っています。もちろんグルテンフリーで、日本人にとって一般的なアレルゲンも含まれていません。こうしたフォニオの優れた機能性は、ダイエットや長寿などにも効果的であり、生活習慣病対策やアレルギー対策にもなりうると考えられます。

フォニオとSDGS

では現在アフリカで、フォニオが多く流通しているかというとそういうわけでもありません。なぜこんなにも素晴らしいフォニオをアフリカの人達が食べなくなったか?この謎は植民地政策にさかのぼります。フォニオを古くから食べる国々はかつてフランスの植民地だった国が多いです。フランスは東南アジアから破砕米という砕いた米をアフリカに持ち込み、また収率のよい大規模栽培に向く作物を現地の人に栽培させました。そんななかでフォニオは農家が余った土地で自分たちだけが食べるだけ栽培されるようなマイナーな穀物になってしまっています。 

フォニオが地球環境にやさしい、そして世界の食糧危機を救うという点にも我々は着目しています。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は2022年2月に報告書を公表しました。彼らによると2050年までに1.5度の温暖化で熱波と干ばつの同時発生が増加、健康や食糧生産のリスクになるといいます。漁業や農業の減収で最大8000万人が飢餓に苦しむことになるとの事です。フォニオはサハラ砂漠に比較的近い地域において、灌漑、殺虫剤、肥料などない辺境の地に適応して生育してきたため、現在日常的に食べられている作物よりも強靭であり干ばつにも強いです。また栽培期間も数か月ととても短いです。フォニオの生産に力を入れることは、地球規模での食料安全保障に役立つことになると考えています。

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